学資保険のデメリット

子供が生まれるとまず不安になるのが子供の将来にかかる、教育資金や結婚資金などのお金のことであり、このお金の問題は、多くの親を悩ますことでしょう。

さて子供の将来のお金を貯める方法として、一番聞き覚えがあるといえば学資保険と答える人が多いかと思いますが、親世代が子供のころとは世の中の経済状況も変化しており、果たして本当に学資保険に加入することがいいのかどうか判断しかねるという人も多いのではないでしょうか。

学資保険の利率は、銀行の預貯金の利率よりは、はるかに多いので、銀行に積み立てをするよりも、利回りの点ではかなり学資保険のほうが有利と言えます。
しかし、銀行の場合には、銀行が破綻した場合には、１０００万円までは全額保障されるというペイオフ制度がありますが、学資保険には、そのような制度はないので、保険会社が倒産した場合には、各保険会社の規定に沿うことになり、ほとんどの場合、予定していた利回りよりかなり低い利率に下げられてしまうことになり、場合によっては元本割れをすることもあります。

また、学資保険は、生命保険という側面を持ちますので、途中で解約をした場合には、元本割れがほぼ必須となってしまいますので、途中解約をすれば損をしてしまい、月々の支払いが厳しい状況でもなかなか途中解約できないというデメリットがあります。

さらに、契約年数で利率が固定されてしまう固定金利型の保険ですので、将来世の中の金利が高くなった場合でも、低金利で固定されてしまっているのでやはり損をしてしまうというデメリットがあります。