加入する前に学資保険のデメリットを知っておこう

子どもの大学資金を用意するお金が無いかもしれないと思ったら、学資保険に入っておきましょう。

学資保険とは、教育費を積み立てる保険のことです。
子どもが生まれてすぐに加入し、１８歳で受け取れるように契約すれば、毎月の保険料は１万円程度で済みます。
特約などをつけなければ、返戻率は１００パーセント以上になることが多いので損をすることもありません。
仮に契約者が支払い途中で亡くなっても、その後に支払う保険料が免除されて、しかも１８歳時に満期額を受け取れます。
教育費を確実にするためには最良の商品です。

しかし、そんな学資保険にもデメリットはあります。
商品によっては元本割れをすることがあります。
元本保証が付いていないものや、傷害保険など特約を付けた場合には、返戻率が１００パーセント未満になることも少なくありません。
何事もなく満期日を迎えた時に元本割れをしていたら、自分で貯金した方が良かったということになります。

また、インフレに弱いという点もデメリットです。
一時金や満期額は固定のため、世の中の物価が上昇したとしても、それに合わせて満期額が増えるということはありません。
加入時現在の大学入学金は４０万円でも、１８年後には８０万円に上がっている可能性があります。
すると学資保険を充てにしていた人にとっては大きな誤算となります。

学資保険への加入を考え始めたら、メリットがデメリットを上回るかどうか、将来のことも十分に予測してから契約すると良いでしょう。